高配当株投資で毎年配当金が得られたら素敵だと思いませんか?
「60代の高配当株投資:私の体験と新NISA時代の選択」という記事で、私は23銘柄から7銘柄に絞り込んだ経緯をご紹介しました。58歳で株式投資を始めた私の試行錯誤の記録です。
本記事では2024年の年間取引報告書から、配当実績をご報告させていただきます。
同じようにシニアから投資をスタートされた方、これから始めようとお考えの方に、少額ながら着実な配当収入と、将来の値上がり益(キャピタルゲイン:株を売却する際の購入価格との差額)を目指す実践記録として、お読みいただければ幸いです。
また、2年目を迎えた新NISAも活用した今後の運用方針についてもお話しします。
なお、投資は自己責任が原則です。この記事は投資を推奨するものではなく、あくまでも私の体験記としてお読みください。
保有銘柄と配当実績
今年の配当実績をご報告します。7社の国内企業と米国債からの配当金合計は年間5万円程度となりました。
■国内企業(7社)からの配当金(税引後)
- 信越化学工業(100株):素材業界のリーディングカンパニー
年間配当:1万円台(下期は上期比微増)/評価益177,300円 - 武田薬品工業(51株):グローバルな製薬企業
年間配当:9千円台(下期は上期比微増)/評価益24,072円 - バルカー(21株):産業機器の重要部品メーカー
年間配当:3千円台(上期・下期同額)/評価益14,322円 - 三井住友フィナンシャルグループ(120株):メガバンクの一角
年間配当:1万円台(下期は増配)/評価益287,640円 - 三菱HCキャピタル(31株):金融・リース大手
年間配当:1千円台(下期は上期比微増)/評価益16,554円 - 第一生命HD(20株):保険業界大手
年間配当:3千円台(下期は減配)/評価益26,640円 - JR九州(50株):九州の交通インフラを支える企業
年間配当:6千円台(下期は減配)/評価益57,300円
■米国債(20万円投資)
満期:2027年2月 / 利率:4.125% / 年間利子:3千円台
各銘柄の保有株数は100株(1単元)以上から未単元まで様々ですが、全銘柄で取得価格を上回る評価益を確保できました。下期に減配した銘柄もありましたが、株価上昇による含み益で補うことができています。
今後の運用方針
今年も引き続き、現在保有中の7銘柄を維持していく予定です。リスク回避を重視し、新たな銘柄の追加はせず、今後の投資は新NISAを中心に進めていきます。
【投資の両輪】
■メイン:新NISA
- つみたて投資枠:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 成長投資枠:SCHD(米国高配当株ETF)を中心に
■サブ:既存の高配当株
- 7銘柄を継続保有
年金生活を送る身として、新NISAの新規投資は無理のない範囲で少額から進めていく方針です。高配当株投資で得た経験を活かしながら、より安定的な資産形成を目指します。
おわりに
高配当株投資を通じて、年間5万円程度の配当収入と603,828円の評価益となりました。23銘柄から7銘柄への絞り込みでは、商社系と通信系の銘柄を手放したことを後悔しましたが、保有銘柄が全て利益を出しており、結果としてよい選択だったと感じています。
新NISAでは、これまで通りeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)や米国高配当株ETFのSCHDなどを組み合わせて投資を継続していきます。
高配当株は値動きのリスクもありますが、少額投資でも配当収入を得られる魅力があります。5万円ほどの配当でも、小旅行には行けそう♪と楽しみが広がります。
同じようにシニアから投資を始められた皆様も、ご自身のペースで、無理のない範囲で進めていただけたらと思います。
※投資は自己責任が原則です。この記事は投資を推奨するものではありません。